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2024/05/20 03:54 |
幽々子の心配、妖夢の想い(後編)
白玉楼の最奥に着いた妖夢は、そこにそびえる巨大な桜の木を見上げていた。春を集めてこの木に花を咲かせようとしたが、最終的には阻まれてしまった為、結局その姿を見ることはなかった。西行妖、白玉楼数ある木々の中で、もっとも大きな木だった。

「私のせいだ・・・・・・」
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2007/05/29 10:34 | Comments(0) | TrackBack() | 小説
幽々子の心配、妖夢の想い(前編)
幻想郷は、今日も平和である。そして冥界はというと、それに輪をかけて平和なのだった。その冥界の白玉楼には、いつもの事ながら良く働く半人半霊の少女、魂魄妖夢と、それを眺めながらお茶を楽しむ白玉楼の主、西行寺幽々子の姿があった。

「妖夢も精が出るわねぇ」

のほほんとした口調で、お茶を飲みつつ幽々子は言う。言葉をかけられた妖夢はそれに答えるが、その間も手にした刀での木々の世話を止めることはなかった。

2007/05/29 10:31 | Comments(0) | TrackBack() | 小説

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